セルロースナノファイバーを医療用マスクの材料に用いるための試み

2020.12.14 

セルロースナノファイバーを医療用マスクの材料に用いるための試みが、世界中で行われています。バクテリアナノセルロース(BNC)をCovid-19用のマスクの材料として使うための研究が、インドネシア科学院(LIPI)の生体材料研究センターで行われていることを、インドネシアの日刊英語新聞、ジャカルタポストが12月14日付の配信記事で伝えました。

インドネシアをはじめとするアジア諸国では、BNCは食用のナタデココとして知られています。しかし、高純度、高結晶性、軽量、ネットワーク形態、繊維強度、優れた生体適合性、高重合性、優れた成形性などの特性があるため、食品以外の用途にも使える可能性があることがわかっています。すでにバイオクチュール業界向けの不織布およびテーラー型の天然バイオファブリックとしてすでに注目を集めています。

BNCで作ったシートは、気孔率が92〜99%と高く、細孔径が5〜400 µmと小さく、湿っているときの厚さと乾いたときの厚さは、それぞれ11.60mmと0.1mmです。BNCが持つ特性を備えたバクテリアろ過効率、飛沫耐性、サブミクロンの粒子ろ過効率の観点から、医療用マスクにも使用できると推測されています。ただ機械的耐久性や快適性など、いくつかの重要な問題に対処する必要があります。さらに経済性の観点では、BNCの利用には疑問が残ります。BNCの菌株、培地、発酵プロセスの観点から生産コストを下げて商業的に実行可能にするための研究が行われています。

詳細は、ジャカルタポストの記事をご覧ください。

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