セルロースナノファイバーを革の代替材料に、ファッション業界の動き

2020.12.12 

セルロースナノファイバーの用途はファッションにも広がっていますが、そのきっかけは持続可能性です。国連が気候変動による不可逆的な被害を防ぐために11年の期限を宣言しましたが、世界の排水の20%と、炭素の10%を生み出しているファッション業界でもさまざまな動きが始まっています。

ファッション誌Vagueのウェブサイに12月8日に掲載された記事によりますと、Slow Factory FoundationとSwarovskiが国連パートナーシップオフィスの支援を受けて作ったOne×Oneは、この種の最初のインキュベーターであり、ファッション業界の新しいパラダイムを作成するために科学とデザインを組み合わせる方法を模索しているそうです。

ファッションブランドPUBLIC SCHOOLは、革代替品「バイオレザー」のスニーカーを製作しました。これはSCOBY(Symbiotic Culture of Bacteria and Yeast:細菌と酵母の共生培養)が生み出すナノセルロース(バクテリアナノセルロース)を使ったもので、染色は天然の無毒の染料を使用して行われ、材料は革新的なプロセスで処理されました。このプロセスは、クロムを使ってなめした革より人体毒性が1万分の1低く、ポリウレタンやプラスチック由来の合成皮革よりも、カーボンフットプリントが1桁低いことがわかっています。

詳しくは、Vagueの記事をご覧ください。

(ナノセルロース・ドットコム注釈)

これはバクテリアナノセルロースだけを使ったものではなく、コンブチャ(Kombucha、紅茶キノコ)で生成されるバイオフィルムを使って合成されています。環境性能が強調されていますが、コストについては全く触れられていません。

ナノセルロース・ドットコムロゴ

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