疎水性または有機溶媒分散体のセルロースナノファイバー

非水系セルロースナノファイバー

商品名:セナフ TM

製造者名:株式会社服部商店 淀工場

原料 パルプ
製造方法 パルプを疎水化したのち、有機媒体を加えて機械解繊して製造します。有機媒体には、可塑剤、樹脂・反応性希釈剤、オイル(鉱油、合成油、シリコーン油等)、高沸点溶剤があり、それぞれニーズに合わせて使い分けることができます。なお、標準サンプルでは、可塑剤としてDINP(フタル酸ジイソノニル)、樹脂・反応性希釈剤としてキシレン樹脂、スチレン化フェノール類、オイルとしてプロセスオイルを使用しています。
形状・性状 解繊度は任意で設定でき、それにより繊維径が異なります。解繊後は液状~ペースト状となります。またパルプ添加量は、最大で10wt%です。

アルコール分散セルロースナノファイバー

商品名:セルフィム TM

製造者名:モリマシナリー株式会社

原料 非公表
製造方法 非公表
形状・性状 プロピレングリコールモノメチルエーテルに分散しており、キシレン、トルエンには優れた分散性を示し、また酢酸エチルにも分散します。

疎水性セルロースナノファイバー

一般名:アセチル化CNF、シナミル化CNF、ベンゾイル化CNF

製造者名:株式会社KRI

内容 セルロース繊維に修飾化剤と触媒を加えてさまざまな官能基を導入したのち、機械解繊を行うと、枝状や網状の構造が少なく、アスペクト比が大きく、結晶化度が高いセルロースナノファイバーが得られます。修飾官能基の選択により、有機溶媒、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂への分散が可能となり、フィルムを作成することも可能になります。

一般名:セルロースナノファイバー有機溶剤分散液

製造者名:GSアライアンス株式会社

原料 非公表
製造方法 非公表
性状 繊維径20~50nm
種類 有機溶剤分散※、CNF濃度0.5~8%、添加物濃度0.01~0.5%
※アルコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ケトン、酢酸ブチル、NMP
(N-メチル-2-ピロリドン)