目次
微小繊維状セルロース
商品名:セリッシュTM
製造者名:ダイセルファインケム株式会社
製造方法:木材パルプすら得られたセルロース繊維を、ゴーリンホモジナイザーを使ってナノ化して作ります。製造にあたって、原料と水以外は使用していません。日本国内で食品添加物として使用が認められているセルロースナノファイバーです。
形状・性状 | 繊維径は10nmから数μmで、固形分濃度が10~35%の水分散体として供給されます。 |
---|---|
種類 | 濾過グレード 主に日本酒の濾過助剤として使われます。 粗ろ過 高流量用 品番PC110T 清澄濾過用 品番PC110A 清澄濾過用、プレコート性改良 品番PC110B 清澄濾過用、プレコート性改良、分散不要 商品名「ろか名人」 精密濾過用、品番PC110S 食品グレード 保水性、保形性を付与するために食品添加物として使われます。 増量性に優れている 品番FD100F 保水性が高い 品番FD100G 繊維のヨレが少ない 品番FD200L 工業グレード 主の紙力増強剤として使われます。 通常グレード 品番KY100S 網目構造がより細かいグレード 品番KY100G |
セルロースナノファイバー水分散体
商品名:nanoforestTM-S
製造者名:中越パルプ工業株式会社
原料 | 竹パルプ、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ |
---|---|
製造方法 | サンプルタンクに投入したパルプ懸濁水をプランジャーで加圧し、チャンバー内に配置した相対するノズルから高速で噴射し、衝突させることで、パルプ繊維を解繊します。これを水中対抗衝突法(ACC法、Aqueous Counter Cillosion法)といい、九州大学の近藤哲男教授が開発した方法です。水分子、パルプ繊維どうしが衝突する際に発生するエネルギーによって、繊維間の弱い結合を開裂することで微細化が進行します。繊維間が開裂し、セルロース繊維構造の内部にある疎水面が露出するため、両親媒性を持つセルロースナノファイバーが得られるといわれています。 |
種類 | 固形分濃度2wt%(商品名 nanoforest-S 2wt%) 固形分濃度10wt%(商品名 nanoforest-S 10wt%) なお解繊度を変えることができ、S-1は低解繊でコスト重視です。高解繊品もあります。 |
商品名:セルフィムTM
製造者名:モリマシナリー株式会社
原料 | 木材パルプ |
---|---|
製造方法 | 木材パルプを二軸スクリュー解繊装置で機械解繊して製造します。 |
形状・性状 | 繊維幅30~200nm、固形分濃度5%、比表面積150m2/g |
商品名:ELLEX-S
製造者名:大王製紙株式会社
原料 | 広葉樹化学パルプ、針葉樹化学パルプ、機械パルプ、古紙パルプ |
---|---|
製造方法 | 非公開 |
形状・性状 | 繊維幅は数十nm。0.2%水溶液の光透過率は約5%・。 |
商品名:BiNFi-s TM
製造者名:株式会社スギノマシン
原料 | セルロース |
---|---|
製造方法 | 原料を水分散体を最高245MPaまで加圧して、チャンバー内で水分散体どうしを斜向衝突させることで、セルロース繊維をほぐして、ナノ化します。水と原料のみで作られます。 |
形状・性状 | 平均繊維径は10~50nm、比表面積は120~150m2/gです。また製品は2、5、10%のいずれかの固形分濃度で供給されます。 |
種類 | 品番のxxは濃度を示す。02:2wt%。05:5wt%、10:10wt%、 繊維長が極長(品番IMa-100xx) 繊維長が長(品番BMa-100xx ) 繊維長が標準(品番WFo-100xx) 繊維長が短(品番AFo-100xx) 繊維長が極短(品番PMa-100xx) |
商品名:フィブリマTM
製造者名:増幸産業株式会社
原料 | 針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース |
---|---|
製造方法 | 原料を同社の石臼式粉砕機「スーパーマスコロイダー」で解繊して作ります。原料と水以外、使用しません。 |
形状・性状 | 処理条件を変えることで、製品の解繊度を変えることができ、繊維幅数nm~数百 nm、繊維長数 nm~数μmの範囲で選択が可能です。 |
種類 | 針葉樹パルプ由来 固形分濃度2%、解繊状態の異なるものが3種類あり 広葉樹パルプ由来 固形分濃度2%、解繊状態の異なるものが3種類あり 結晶セルロース由来 固形分濃度5% 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース由来 固形分濃度10% |
一般名:セルロースナノファイバー
製造社名:カミ商事株式会社(愛媛製紙株式会社)
原料 | 針葉樹化学パルプ、広葉樹化学パルプ、段ボール古紙 |
---|---|
製造方法 | 非公表 |
形状・性状 | 濃度1%水分散液 |
一般名:セルロースナノファイバー
製造者名:株式会社コスにじゅういち
原料 | 木材パルプ等 |
---|---|
製造方法 | 木材パルプ等を原料に、ホモゲナイザーを使った機械解繊でセルロースナノファイバーを製造します。 |
内容 | 超高圧無脈動ホモゲナイザーのメーカーだが、セルロースナノファイバーサンプルの製造も可能です。 |
一般名:カラーセルロースナノファイバー
製造者名:大昭和紙工産業株式会社
原料 | 染色パルプ |
---|---|
製造方法 | 非公表 |
形状 | スラリー状(水分散体) |
内容 | 染色したパルプから、さまざまなカラーを持ったCNFを製造します。カラーCNFを脱水・乾燥させることにより、様々な色の半透明シートを作ることもできます。 |
商品名:粗大CNFスラリー
製造者名:王子ホールディングス株式会社
製造方法 | 原料をリン酸エステル化したのち、物理的な方法で解繊して作ります。 |
---|---|
形状 | 長い繊維(長繊維)から細く短い繊維まで、幅広いサイズを含む水分散体、pH8-10 |
種類 | 固形分濃度3wt% |
一般名:セルロースナノファイバー
製造者名:GSアライアンス株式会社
原料 | 非公表 |
---|---|
製造方法 | 非公表 |
形状 | 繊維径20~50nm |
種類 | 水分散体、CNF濃度0.5~8%、添加物濃度0.01~0.5% |
リグノセルロースナノファイバー
商品名:セルフィム TM
製造者名:モリマシナリー株式会社
原料 | 木材チップ(ヒノキチップ) |
---|---|
製造方法 | チップを二軸スクリュー解繊装置で機械解繊して作ります。 |
形状・性状 | 繊維幅50~300nm、固形分濃度5%、比表面積90m2/g |
商品名:フィブリマTM
製造者名:増幸産業株式会社
原料 | 針葉樹由来の木粉 |
---|---|
製造方法 | 原料を同社の石臼式粉砕機「スーパーマスコロイダー」で解繊して作ります。原料と水以外、使用しません。 |
形状・性状 | 処理条件を変えることで、製品の解繊度を変えることができ、繊維幅数nm~数百 nm、繊維長数 nm~数μmの範囲で選択が可能です。リグニンとヘミセルロースが残存しています。 |
種類 | 木粉由来 固形分濃度5% |