ブラジルにおけるナノセルロースの研究開発・製造の最新情報

2020.9.7 

ブラジルのABTCP (Assoc Brasileira Técnica de Celulose e Papel、ブラジルセルロース・紙技術協会)におけるナノセルロースへの取り組みに関する情報を独自に入手しましたので、概要をお知らせします。まず28の大学、研究機関がナノセルロースの研究開発を行っており、CNCを対象としている組織が14、CNFを対象としている組織が8、MFC(セルロースミクロファイバー)を対象としている組織が5です(複数のナノセルロースを対象としている組織を含む)。最も活発に研究を行っているのが、農業生物食料省の傘下にあるEmbrapa(Brazilian Agricultural Research Corporation)で、CNC、CNF、MFCを研究対象としているほか、ポリマー、バイオプラ製造のためのパイロットプラントを保有しています。またサンパウロ大学(USP)ロレナ・エンジニアリング・スクール(EEL)のバイオ触媒・バイオプロダクツ研究室では、CNC、CNF、MFCをBEKP(漂白ユーカリクラフトパルプ)とサトウキビのバガスを原料に製造しており、最大で週4kg-dryの生産能力があります。

民間企業では、SuzanoがMFCとCNFを機械解繊で2t/日で製造できる設備を保有し、CNCの製造ではカナダのCelluForceと技術提携しています。またKlavinはCNFを機械解繊で1t/日製造できる設備を保有し、CNCの製造については、イスラエルのMelodeaと技術提携しています。このほかGranbioがタイヤのカーボンブラック代替原料とする目的で、米国でナノセルロースの生産を行っています。詳細はまとめたうえで、近日中に海外技術情報のページに掲載する予定です。

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