BNCのトレイによる静置培養

バクテリアナノセルロースの製造方法、大半は昔ながらの製法で作られる

酢酸菌という細菌がグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)などの単糖をから合成するバクテリアナノセルロースは、通常、径が20~50nm(ナノメートル、1nm = 1/1,000,000 mm)、長さは100nm~数μm(マイクロメートル、1μm = 1/1,000 mm)で、セルロースナノファイバーのひとつです。

製造方法は静置培養と撹拌培養に分かれますが、静置培養が大半を占めています。静置培養は、容量が2Lくらいのトレイに原料となる糖が入った水溶液(これを、培地といいます)と酢酸菌を入れ、ふたをして30~35℃位に保ちます。すると2週間で、水溶液の表面に寒天のような膜ができますが、これがバクテリアナノセルロースです。もともとナタデココはココナッツジュースに環境中の酢酸菌が入り、ココナッツジュースの表面に自然にできた膜です。

撹拌培養は培地と酢酸菌をタンクに入れ、温度を一定に保ちながら撹拌するもので、一般的な微生物生産で用いられる方法です。静置培養よりも生産速度が高く、ゲル状のバクテリアナノセルロースが得られるといわれています。

生産菌としては、Komagataeibactorが最も広く使われており、遺伝子操作により、収量、性状をコントロールするための基礎的研究も進められています。フィリピン、インドネシア、日本で食品用に生産されていますが、食品用途以外で商業生産している企業が世界で10社以上あります。

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