ガスバリア性

ガスバリア性と細孔制御性、フィルムや膜に固有の特性

ナノセルロースの特性として、ガスバリア性細孔制御性という言葉を聞いたことがありませんか。実はこれはナノセルロースの特性ではなく、ナノセルロースでフィルムや膜を作るとき、条件を工夫すれば、ガスバリア性のあるフィルムや膜を作ることができる、あるいはフィルムや膜に空いている細孔(小さな穴)の大きさを制御できる、という意味です。セルロースナノファイバーで適当にフィルムを作っても、ガスバリア性も細孔制御性もありません。それ以前に、ナノセルロースからフィルムや膜を作るのは、非常に難しいといわれています。

ナノセルロースでガスバリア性や細孔制御性を得る方法としては、別の素材にコーティングするという方法もあります。例えば、食品包装に一般的に使われる低密度ポリエチレン(LDPE)の酸素透過度は、気温20℃、相対湿度90%のとき、3,900~13,000 ml / m2 d MPaと高いのですが、これにセルロースナノファイバーをコーティングすることで、酸素透過度を低くしたフィルムを韓国のメーカーが市販しています。また凸版印刷はセルロースナノファイバー、紙、ポリエチレンでできた酸素バリア性を持つ食品向け紙カップを開発し、2016年と2020年に発表しています。

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