CNC電顕写真

セルロースナノクリスタル、欧米でよく使われるナノセルロース

セルロースナノクリスタルは、ナノサイズ(縦、横、高さのいずれかが1~100nm(ナノメートル、1nm = 1/1,000,000 mm)にした結晶状または紡錘状のセルロースです。径は3~50nm、長さは100nm~数μm(マイクロメートル、1μm = 1/1,000 mm)、繊維の長さを径で割ったアスペクト比は5~50です。セルロースナノファイバーと比べると、アスペクト比が小さいのが特徴で、またセルロースナノファイバーで見られるような粒子どうしの絡み合いや網目状構造はなく、水溶液中で分散して存在します。

CNCのサイズ図解 CNC電顕写真

セルロースナノクリスタルは植物由来のセルロース繊維を硫酸などの酸で加水分解して作ります。セルロース繊維は固い結晶構造と比較的やわらかい非晶構造からできていますが、非晶構造が酸で分解されて、主に結晶構造が残ったものが、セルロースナノクリスタルです。そのためセルロースナノファイバーと比べると、結晶構造の比率(これを結晶化度といいます)が高くなっています。またセルロースナノファイバーはいったん乾燥すると、水に再懸濁しても凝集してもとの状態に戻りませんが、セルロースナノクリスタルは乾燥することができます。カナダ、アメリカ、スウェーデンなどで木材パルプを原料として商業生産されており、スプレードライヤーで乾燥した状態で出荷されます。

スプレードライヤーで乾燥したCNC

ところでセルロースナノクリスタルは日本では商業生産されていませんし、セルロースナノクリスタルを使った製品も知られていません。ただセルロースナノファイバーよりも製造コストが安く、長距離輸送に向いているため、用途によってはセルロースナノファイバーより適している可能性があります。海外で生産されているセルロースナノクリスタルを入手する方法は、サンプル入手のページを見てください。
またセルロースナノクリスタルの製造過程がわかる  動画 もあわせてごらんください。

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