木材の強度向上にセルロースナノクリスタルを使用する

2021.3.5 

木材には小さな空洞がありますが、構造用材として用いるときにはこれが弱点になります。モンタナ州立大学の研究者が、木材の強度を向上させるために、空洞にセルロースナノクリスタル(CNC)を充填する方法を開発したことが、モンタナ州立大学のウェブサイトのMSU Newsに3月4日に掲載されました(耐火性プラスチックの記事とは別です)。手順は、まず木材の細孔を詰まらせている可能性のある樹脂を溶解するため、化学溶剤で木材を処理します。次に木材を気密チャンバーに入れ、真空にして化学溶剤を吸引します。最後にCNCを注入すると、それが細孔に詰め込まれて固化します。予備実験の結果、剛性が2倍になり、構造強度が40%増加したことが確認されました。さらにCNCを木材に効率よく浸透させるために、高周波を使用するなどの新しい技術をさらにテストするために、米国農務省から助成金を獲得しました。CNCによる処理は、木材の強度を高めるだけでなく、1本の木の中でも木材が持つ自然のばらつきを減らすのに役立つ可能性があります。また間伐材のように、従来は構造材として使用できなかったものを、構造材として使用できるようになる可能性があります。詳しくは、同大学のウェブサイトをご覧ください。

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