バクテリアナノセルロースとHPMCから作る食品包装フィルム

2021.3.2 

創傷被覆材の生産の際に使われなかったバクテリアナノセルロース(BNC)と、食品添加物としても使用されているヒドロキシメチルプロピルセルロース(HMPC)から食品包装ラップに代わるフィルムを生産する技術を、サンパウロ州立大学が開発しました。ウェブサイトIntelligent Livingに2月28日に掲載された記事によりますと、HMPCマトリックスにBNCを充填して、その特性を強化することで、機械的強度が高く、ガス透過性の低いフィルムを作ることができたとのことです。原料のBNCは、パラナ州で創傷被覆材バイオフィルムを製造しているSeven Indústriade Produtos Biotecnológicosから入手しています。入手したBNCの廃棄物を粉砕して粉末にし、硫酸で加水分解し、BNCのセルロースナノクリスタル(CNC)懸濁液を作ります。これを水で希釈したHPMCと混合して得たフィルム形成分散液を基板上に堆積させると、24〜48時間後、溶媒が蒸発して、HPMCのみのフィルムよりも強固でガス透過性の低いフィルムができ上ります。BNCの添加によっても、HPMCの透明度は変わりません。しかしこの材料は水を吸収するため、今のところパッケージングでの使用に制約があります。

詳細は、同サイトの記事をご覧ください。

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