バクテリアナノセルロースからのレーヨン繊維の生産を拡大へ

2020.12.18 

バクテリアナノセルロース(BNC)の製造企業であるNanollose Ltdは、2021年に、繊維およびファッション業界向けに、木材成分を含まないレーヨン繊維nullarbor™およびnufolium™の生産をスケールアップして商品化する準備をしています。

Proactive Investorsが運営するニュース・情報サイト Proactive のオーストラリア版に本日掲載された記事によりますと、同社は今年2年1月、世界最大のレーヨン繊維生産企業の1つ、世界的なコングロマリットであるAditya Birla Groupに属する会社であるGrasim Industries Ltd(インド)と提携しました。レーヨンは、ビスコース、モーダル、リヨセルなどの繊維の総称で、綿や亜麻の主成分であるセルロースから作られています。現在のレーヨンの生産は、植物、主に樹木から抽出されたセルロースに完全に依存しています。

これに対しNanolloseでは、自然発酵プロセスによって廃棄物から、より純粋でより強力な形態のセルロースを生産することを目指しています。現在、繊維市場の66%は石油化学製品から作られた合成繊維ですが、生分解性がありません。綿は市場の27%を占め、セルロースで作られた天然の生分解性繊維ですが、その生産にはかなりの量の農地と水が必要で、増産は難しい状況です。市場の残りの6%は、樹木に依存するレーヨンで構成されているため、抽出プロセス、森林伐採や違法伐採などの問題を抱えています。

Nanolloseのnullarborは、他の繊維に関連する環境問題の多くに対処し、ファッション業界に独自の環境に優しいソリューションを提供する可能性を秘めています。

レーヨンの市場規模は、2024年までに約210億米ドルになると予測されています。レーヨンは、ファッション業界での使用に加えて、パーソナルワイプなどのいくつかの不織布用途で広く使用されています。2019年8月、NanolloseはCodi​​ Group(オランダ)と協力協定を締結し、ワイプ市場向けのヌフォリウム不織布繊維を開発しました。Codiは、高品質のウェットワイプの開発、製造、マーケティングの世界的リーダーであり、環境の持続可能性のリーダーです。

またNanolloseは最近、Queensland University of TechnologyからスピンアウトしたCellu Air Pty Ltdの20%の株式を取得し、BNCを用いた高度なろ過技術を開発しました。Cellu Airは、急速に成長しているフェイスマスク市場に向けてろ過技術に焦点を合わせています。

詳細はProactiveの記事をご覧ください。

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