ブラジルでセルロースナノファイバーから創傷被覆材を製造する研究

2020.10.27 

火傷などの治療に使用する創傷被覆材は、バクテリアナノセルロースから製造したものが市販されています。これを低コスト化するための研究に、ブラジルのパラナ連邦大学(UFPR)の学生が取り組んでいることが、ブラジルのEcoaの活動を紹介するウェブサイトに掲載されています(10月12日付)。Ecoa(EcologiaeAção)は環境保全と持続可能性のための研究者が討論するための非政府組織です。

ブラジルで火災事故にあう人は年間100万人います。1980年から人工皮膚として使用されている、バクテリアナノセルロース(BNC)から作られる創傷被覆材は、1kgあたり250ドル(1380レアル)であるのに対し、マツのパルプから作られるセルロースナノファイバー(CNF)を原料にしたものは、1kgあたり2ドル(11レアル)で作ることができます。マツから作られたものの物理的性質は、BNC由来のものと同じであることを、実験的に証明しています。また将来は、マツから作られる創傷被覆材の製造コストを、1/10まで下げることができるとのことです。

この成果は、BRICSサミットの一部であったBRICSヤングサイエンティストフォーラムにノミネートされ、9月末に発表されたとのことです。また4年以内に販売が見込まれるとのことです。

詳しくは記事(ポルトガル語)をご覧ください。

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