資生堂が新しい化粧品の処方にセルロースナノファイバーを採用

2020.10.20 

資生堂は、使用前に加熱するように設計された新しいカラー化粧品の処方の特許を申請し、その中でセルロースナノファイバー(CNF)が高温安定性ポリマーとして使われていることが、Cosmetics Design Asiaに9月28日に掲載された記事で明らかになりました。それによると、カラー化粧品は、常温よりも温めた方が、効果が高いことがわかっていましたが、従来の化粧品では、温度が上がると粘度が低下し、液だれや分離などの安定性に問題があるため、加熱することができませんでした。このほど公開された資生堂の国際特許によると、疎水性修飾ポリエーテルウレタン、CNFと水を使用した処方を開発したとのことです。疎水性修飾ポリエーテルウレタンは、増粘剤として機能する温度応答性コポリマーであり、CNFは加熱によっても構造変化を受けず、加熱後に分離することなく安定性を維持する高温安定性ポリマーです。これらを配合することで、加熱による変化を与えながら、高温安定性を確保することができます。またこの処方はオイル、パウダー、ワックスなど、通常化粧品にブレンドされる成分と混合することもできるそうです。

この化粧品を使用するためには、同社が開発した専用の加熱装置でウォームアップする必要があります。この装置にはペルチェ素子を備えた加熱ユニット、スプレー、プローブ、およびフォーミュラ用のタンクが取り付けられています。

詳しくはCosmetics Design Asiaの記事をお読みください。

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