ナノセルロースと金属ナノ粒子の組合せで圧力により色が変わる材料を創製

2020.8.12 

スウェーデンのリンショーピング大学 (Linköping University)の8月10日付のプレスリリースで、同大学が進めているナノセルロースと金属ナノ粒子を用いた研究が紹介されていました。
ナノセルロースをさまざまな種類の金属ナノ粒子と組み合わることで、抗菌性、圧力による色調の変化、光から熱への変換、などの新しい特性を持った材料を作ることができます。

圧力によって色が変化するのは、金属粒子が互いに接近して相互作用を起こすことで、材料の色が変化するためです。この現象は、メカノプラズモン効果と呼ばれています。肉眼でセンサーを読み取ることができるため、さまざまな用途が考えられます。たんぱく質が材料に付着すると、圧力をかけても色が変化しないことから、特定の疾患のマーカーのたんぱく質を使うことで、疾患の診断への適用が考えられます。

このほか、ナノセルロースと金属ナノ粒子を組み合わせることで、広いスペクトルの可視光からの光を吸収して熱を生成する材料を調製することができます。この特性は、エネルギー分野とバイオメディカル分野両方のアプリケーションへの適用が検討されています。

詳しくは、下記の論文をご覧ください。
Olof Eskilson et al., Self-Assembly of Mechanoplasmonic Bacterial Cellulose–Metal Nanoparticle Composites, Advanced Functional Materials (2020)

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