中国で注目されるナノセルロースの用途 ~中国の情報サイトより~

2020.7.22 

中国では今後、ナノセルロースをどのような用途に使おうとしているのか、興味がありますが、中国の科学技術情報サービス会社、北京优测科技发展有限公司が運営する嘉峪检测网、AnyTesting.comに、ナノセルロースの利点と応用分野についての解説記事が5月8日付で掲載されていたので、紹介します。

(1) 防弾材料
韓国企業がカーボンナノチューブの分散技術を用いたカーボンナノチューブセルロースを開発しています。これは鋼材よりも強く、布のような柔らかさを持ちます。今後、軍の防弾設備などに広く使われるようになります。

(2) 弾性材料
グラフェンとナノセルロースを使ったウレタンスポンジは、短時間で水や油を素早く吸収することができます。特殊な濡れ性を持つ多孔質弾性材料やインテリジェントポリマー複合材料として実用化が進んでいます。

(3) 医療分野
ナノセルロースは生体適合性が優れているため、創傷抗菌包帯や人工移植片として優れた性能を発揮します。ナノセルロースハイドロゲルの特性に基づいて、移植に使用できる人工耳が作られています。先天性耳介奇形の子供のために、聴覚に影響を与えることなく耳介を再構築できます。

(4) 製紙分野
スペインの研究者による研究で、紙にナノセルロースを添加すると、7回のリサイクル後にも紙に字を書くことができることがわかりました。通常の再生紙は、3回リサイクルすると、字を書くのには適しません。これは、ナノセルロース製造技術を従来の紙リサイクル技術に適用することで、製品の品質を向上させるだけでなく、資源を再利用とエネルギー消費量の削減ができることを意味しています。

(5) エネルギー貯蔵分野
ナノセルロースの柔軟性と機械的特性を生かして、イオンと電子の輸送を促進する多孔質材料が作られています。多孔質材料は、無機ナノ粒子、金属イオンとその酸化物などの光電材料、炭素材料、導電性ポリマーなどとゲル化して結合し、導電性およびエネルギー貯蔵効果を持つ多機能複合材料です。

詳細は、こちらをご覧ください(中国語)。

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