セルロースナノクリスタルと酸化銅ナノ粒子から成るエンジンオイル潤滑剤

2020.7.14 

セルロースナノクリスタル(CNC)とCuOナノ粒子から成る潤滑剤をエンジンオイルに添加することで、トライボロジー動作と循環特性が改善することを、マレーシア・パパン大学の研究グループが見出しました。自動車エンジンのピストンが故障する主な原因は、摩擦と摩耗です。ナノ粒子はこれまでに潤滑剤成分として研究されてきましたが、研究グループでは、Bluegooseから購入したCNC(乾燥粉末)にCuOを混ぜて潤滑剤を作り、エンジンオイルに0.1, 0.3, 0.5%添加して、粘度の変化、摩擦係数の変化、金属表面の摩耗の様子などを調べています。実験の結果、潤滑剤の添加で粘性は40~50%改善し、摩擦係数も低下し、金属表面の摩耗も改善されていることを突き止めました。なおCNC-CuOのナノ粒子の平均径は82.6nmです。BluegooseのCNCを使った理由は、硫酸エステルを含まないためです。

詳しくは論文をお読みください。Sakinah Hisham et. al., Molecules, 25, 2975 (2020)

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