農業廃棄物の利用とセルロースナノファイバーを使った木材のコーティング剤の開発

2020.6.18 

フラウンフォファー研究所木材研究所(WKI)のプレスリリース(5月19日付)によると、WKIが参加する国際研究チームでは、農業廃棄物からナノセルロースを生産し、効率よく利用するプロセスについて研究を進めているとのことです。このValBio-3Dプロジェクトの目的は、従来燃やされていた農業廃棄物を、高品質のアプリケーションに変え、それらをできるだけ効率的に使用することです。バガスとマツのおがくずからナノセルロースを製造し、それらをバイオプラスチックまたはコーティングに使用する方法を開発しました。アルゼンチンのInstituto de Materiales de Misionesは、リグノセルロースの分解と基本的な化学物質の分離のためのプロセスを開発しました。チリのラフロンテラ大学は、バイオプラスチックと基礎化学物質のバイオテクノロジーによる生産プロセスを開発しました。フィンランドのVTTは、セルロースからナノセルロースを製造し、さまざまなバイオ複合材料で使用できるように最適化しました。WKIはナノセルロースがバイオ複合材料とコーティング剤の製造にどのように使用できるかを研究しました。そしてペルーのカトリック大学は、ライフサイクルアセスメントと経済性の評価を行いました。

研究の結果、ミクロフィブリル化セルロース(MFC)(=セルロースナノファイバー)で木材をコーティングすると、水蒸気透過性が向上し、コーティングの通気性が向上することがわかりました。後継プロジェクトでは、特別に変更されたナノセルロースを使用した木材の防火コーティングが開発されます。研究目的は、防火性能の耐久性を伸ばすことにあります。

詳しくはWKIのプレスリリースをご覧ください。

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